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ひばりの朝
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ひばりの朝
著者:
ヤマシタトモコ
掲載誌:
ジャンル:
コミック
/
女性
権利元:
祥伝社
作品内容
[HER]を超える怪作、誕生。
少女の正体は魔性か、凡庸か。「あたしがわるいんです」
「値段のついてる『おんなのこ』……あたしとは違ういきもの」手島日波里(てしまひばり)、14歳。同い年の子どもより、肉感的な身体つき。彼女を知れば、男はたいがい性的な感情を抱き、女はたいがい悪意の弾をこめる。彼女に劣情を抱いている男や、片想いをしている少年、劣等感を抱く女、そして彼女をおとしめたい少女が、ひっそりと、かつエゴイスティックに語り出す。彼女にまつわる心理展覧図はどこまでも繁(しげ)るが、真実の正体は誰が知るのか──。
レビューまたは注意事項
ひばりは、イイ奴なのか悪い奴なのか──。読後は、それさえも分からなくなってしまいました。とりあえず、重いです。反抗期・いじめ・虐待がありつつ、ひばりの従叔父のバカさ加減に脱帽です。男としても、大人としても無神経すぎる。ここまでウトい男が目の前にいたら、蹴り飛ばしたくなります。ラストに向け、何度も出てくる「息をとめていたので平気でした」というフレーズ。出てくる度、どんどん恐怖が積み上がっていきます。肝心のラストは、結局ひばりがどうなったのか私には謎でしたが、ひばりが迎えた朝が現世界でステキなものであったらいいな、と思いました。凹んでる時、病んでる時に読むのは注意!!の作品です。
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