【作家】
　いがらしみきお
【出版社】
　竹書房

【ニックネーム：∠えーちゃんさんレビュー】
ぼのぼのと聞くとアニメでご存知の方も多いはず。主人公のラッコのぼのぼの、妙にハイテンションなシマリスくん、いじわるでおこりんぼのアライグマくんの三匹と、森の動物たちが織り成す独特の雰囲気を放つ4コマ漫画です。アニメ版よりも森の動物達がフューチャーされていたり、とにかくシュールさが増しているので、そこの差を楽しむのも手です。何故これを人に贈りたいのかというと、マイペース過ぎるぼのぼのが、すごく身近なことに真正面からぶつかって、挫折して、でもなんとなく解決していくから。くすりと笑っちゃう内容なのに、その素直に疑問を持てることが、実はとても大切なことなんだろうなって気付かせてくれるんです。実はすごく哲学的な漫画です。是非お試しあれ☆

【作家】
　藤田和日郎
【出版社】
　小学館

【ニックネーム：リンさんレビュー】
「夜の歌」とあるように全体的に雰囲気が若干暗めなのだが、絵本のように起承転結が巧くまとまっており読み終えた後には、暖かな気持ちとスッキリとした感覚が残ります。
5作品に一貫して存在するテーマが「自身と向き合う」ということ。
主人公達が、自分を見つめなおすきっかけとなる事件に遭遇しどのように変わっていけるのかが見ものです。特にオススメなのが、残された遺産使い復讐を果たさんとする姫君と、逃げ腰で戦わない忍が織り成す時代活劇「からくりの君」と、心の闇から目を背け続ける探偵と自分の奥底にある恐怖と対峙する少女の物語「夜に散歩しないかね」
短編集という事で1巻で済むという事もあるのですが、絵本や童話を読んでいた頃のドキドキを思い出して貰いたいと思いこのタイトルを選ばさせて頂きました。

【作家】
　末次由紀
【出版社】
　講談社

【ニックネーム：ハーゲンさんレビュー】
サッカー部だったり野球部だったり、メジャーな部活がいつも目立っていて、なかなか目立つことのない部活ってありますよね。いつでも目立ってる大きい部活のこと、うらやましく思ってたりする瞬間ってありませんか?…いや、これ、高校時代の僕の体験なんですけどね笑　大人数で練習しているのを見て、ほんとにこの部活でよかったのかな、とか考えちゃったり。でもそんなこと、気にする必要ないんです。アニメ化もされて話題になったこの漫画、主人公たちのいる部活はなんと「かるた部」。もちろんマイナーだし、部員なんて数えるほど。それでも一人一人がひたむきにかるたに向き合って、少しづつ成長していきます。少女漫画でありつつも少年漫画の性質も併せ持つこの漫画、読んでるうちに部活のマイナーさなんて気にならなくなります。

【作家】
　吉田秋生
【出版社】
　小学館

【ニックネーム：レンさんレビュー】
古都・鎌倉に住む幸田家の三姉妹を軸に、家族の「絆」が描かれた作品です★幸田家の家庭環境はいろいろと複雑ですが、そんなことを感じさせないくらい明るく生きる幸田家の3姉妹の姿にほのぼのしました。私も同じ三姉妹なので少し重ねるところもあり、こうして姉妹が描かれているのを見て、なんかだかどこの家庭もこういうイメージなんだな～と思いました。とてもしっかりした長女におてんばな次女、自由奔放な三女と、長女の私がしっかりしているかどうかは別としてｗ　次女三女は私の妹たちと少し近いものがありました。そんな妹たちに手を焼く長女の幸の姿をみて、「長女だっていろいろ大変なんだぞ～!!」って思いをこの物語を通して伝えたいと思い、妹たちに贈ろうと思いました☆笑いあり、涙ありの温かく優しいストーリーです♪

【作家】
　紫堂恭子
【出版社】
　朝日新聞出版

【ニックネーム：トーマスさんレビュー】
19世紀のヨーロッパを思わせる、メルヘンチックな物語。「イセングリム」という、のどかで穏やかな村で、勤勉な兄妹が開いていた診療所にある日、不自然な傷を負った森番の青年が現れ次々と恐ろしく不可思議な現象に遭遇するホラーファンタジーですが、垣間見得る兄弟の規則正しく、キラキラ輝く古き良き時代のライフスタイルに以前から憧れを抱いていたので、とても良い刺激を受けました。（さっそく今朝からトーストを焼いてコーヒー飲んできました!）また、ホラーですがドロドロ感はなく、物語の挿絵を見ているようで、見入ってしまいました。物語としては、まだまだ走り出したばかりですが、これからもぜひ読んで、メルヘンチックな気分を味わいたいと思います。

【作家】
　岩城そよご
【出版社】
　双葉社

【ニックネーム：一心不乱さんレビュー】
都会とは、考え方も文化も違う田舎。
大きな事件など起こらない平和ボケした村人。
主人公はそんな田舎に暮らす高校生♂そこに転校生♂がやってきて!?事件が巻き起こりません。
起こることと言えば、今では忘れてしまっているような、しかしどことなく懐かしい小さな出来事ばかり。
最初は戸惑うかもしれませんが、次第に何事にもゆっくりで、平和で優しい毎日が愛おしく感じてきます。
都会で日々時間に追われ心がガタガタに固まってしまっている方。
これを読んで、心の柔軟体操をしましょう。きっと読み終えるころには、心が柔らかくなっていることでしょう。
因みに男同士のイチャイチャで萌える方は、そういったシーンはないので想像でどうにかしましょう。

【作家】
　Ark Performance
【出版社】
　少年画報社

【ニックネーム：仁丹さんレビュー】
私はメカが好きだ!
●ンダムが好きだ!
超兵器が好きだ!
デカいものが好きだ!
鉄の塊が好きだ!
ガチンコバトルが好きだ!
圧倒的な火力が好きだ!
圧倒的戦力差を覆す頭脳戦の緊張感が好きだ!
艦●レが好きだ!
美少女が好きだ!
という私の友人に贈りたい!
因みに、私もほぼ全て当てはまっております…。
上の一つでも当てはまるという方も、オススメです。
迫力のある艦船・超兵器、緊張感のある戦闘シーン、キャラクター設定、ぐんぐんストーリーに引き込まれます。
表紙が女の子だからって、なめないでもらいたい!!
燃える!!萌える!!マンガの全てがここに詰まっている。SF海戦潜水艦バトル一度お試しあれ。

【作家】
　山本直樹
【出版社】
　講談社

【ニックネーム：モリチさんレビュー】
たった40年ほど前の日本で、僕らの親父は本気で革命を起こそうとした。
戦後の激動を乗り越え高度経済成長へと進む中、理想のために矛盾に満ちた国家体制を打破するために闘争へと身を投じた若い革命家たち。しかし、激しい国家権力との闘いで、心も体も憔悴しきった果てに辿りついたのはあまりにも残酷な現実だった…。
今や当時の面影を見ることもない親父たちを、あそこまで突き動かした熱とはいったい何だったのか？あの熱はどのようにして心に宿ったのか?
息子の18歳の誕生日に「かつてお爺ちゃんは火の玉だったんだよ」と一言添えて、この本を手渡します。そして、僕には見つけることの出来なかったあの熱を見つけてほしい。

【作家】
　安野モヨコ
【出版社】
　祥伝社

【ニックネーム：ミキティさんレビュー】
主人公シゲタがブッ飛んでる。超ド級の恋愛体質。男も仕事も続かない。仕事に関しては、やる気もなければ他責全開。この作品は、そんなシゲタの恋愛ゴール(!?)までを描いたマンガです。
恋愛状態が不安定時には、ライフラインが全て止められていることにも気づかず意気阻喪、自分のことを一途に想ってくれている年下東大院生のことは奴隷･変質者扱い。
何でこのマンガを大事な人である彼氏に贈りたいかというと…
「私がシゲタみたいじゃなくて良かったね!!」「世の中には、シゲタみたいな女もいるんだよ。」
という一種のマインドコントロール的なものをかけて、私の存在にもっと感謝の意を表してもらうためです。笑

【作家】
　魚戸おさむ･北原雅紀
【出版社】
　小学館

【ニックネーム：サボテン野郎さんレビュー】
食べることは生きる事。食は日々の暮しには切っても切れない存在だ。しかし普段当たり前のように食べている食事には、ご先祖様や先人たちの知恵の結晶が文化として詰まっている。この「玄米せんせいの弁当箱」は、食べることについて深く理解ができる漫画。『食文化を知る事は、それぞれの食べ物にまつわる物語を食べるという事なんだ。』との玄米先生の言葉のとおり様々な食材の物語が紹介される。たとえば「ぬか漬け」や「たまねぎ」などについてエピソードを交えながら楽しく知ることができる。食とは楽しいものであり、ありがたいものである、そんな気持ちを再確認できる。ぜひとも子供たちにはこの漫画を通して食についてメッセージを正しく伝えたい。

【作家】
　平本アキラ
【出版社】
　講談社

【ニックネーム：ケーヤマさんレビュー】
もし余命わずかと宣告されたら、誰でも目の前が真っ暗になり取り乱しますよね。自分の大切な人がそうなったなら尚更。そんな時、僕は黙ってゲンさんを手渡します。これほど言葉選びが優れてて、くだらなくて、ナンセンスで、下品で、でもなんだかペーソスを感じるギャグ漫画は他に有りません。アゴナシ運送で繰り広げられる狂気な日常。いい大人が(むしろ大人の方が)腹を抱えて笑える数少ない漫画です。きっと死の恐怖もぶっ飛ぶくらい笑えます。僕は自分の大切な人には価値観の共有を求めます。「笑い所」と「嫌いなもの」は同じでありたい。死を意識する究極の状態にこの本を全巻プレゼントするというシャレも含めて。短編で各話読み切りなのでどの巻からでも気軽に読めます!

【作家】
　水野美波
【出版社】
　集英社

【ニックネーム：ブック鈴木さんレビュー】
仲良し男子高校生4人組の、楽しい高校生活の中での恋愛模様が描かれてます♪
少女マンガで男の子目線の恋愛マンガってなんだか斬新です!!それぞれの性格、恋愛パターンも全く違い、ドS、チャラ男、ヲタク系、純粋…と世の中でよくあるタイプの男子たちが勢揃いしてます♪
恋愛して、悩んで、友達に相談したり…ってやっていることは男女同じなんだろうけど、女子の世界しか知らない私にはその行動もまた違うものに見えたり、女子の世界とはまた違う部分も見えたりして面白かったです♪
おかしなことに私、最近なかなかいい人に巡り会えないけど、でもこのお話を読んだら少しだけ男心を知れた気がしたので勇気が湧きました!世の中のすべての女子にも是非読んでもらいたい♡一緒に男心を学びましょ♪

【作家】
　百瀬しのぶ(著)･佐藤秀峰(原作)
【出版社】
　小学館

【ニックネーム：ぷくさんレビュー】
映画、ドラマで大ヒットを記録した海洋エンタテインメント｢海猿｣の、映画版｢LIMIT OF LOVE 海猿｣を完全ノベライズした作品です。
大型フェリーの座礁事故現場に駆けつけた潜水士･仙崎大輔が、乗客620名を救うため、仲間とともに命を懸けて人命救助を行います。
船が沈むまでのタイムリミットは4時間という極限状態で、大輔が環菜にプロポーズする場面では、涙なしでは読めません。
本気で恋愛をしたい人におすすめの作品です。

【作家】
　花輪和一
【出版社】
　講談社

【ニックネーム：ひらちーさんレビュー】
少女と河童さんの楽しく、哀しく、そして感動のファンタジー物語です。
最初はほのぼのとした微笑ましいエピソードが続くのですが、話が進むにつれ二人にこれでもかと困難や辛い試練が襲いかかります。
少女は、河童さんは、それらをどのように乗り越えていくのか。
私は読みながら本気泣きをしました。
主人公の少女よりはだいぶ大きな姪っ子ですが、思春期まっただ中できっと様々な悩みや困難にぶつかっていると思います。
哲学的で少し重たい内容ではありますが、多感な時期だからこそ響く何かがあるかも知れないと思い、大好きな姪っ子に読んでもらいたい作品として選びました。
もちろん大人の方にもお勧めします!

【作家】
　南国ばなな
【出版社】
　講談社

【ニックネーム：かやさんレビュー】
2歳児のママである友人から子育ての大変さと面白さを聞く前から気に入っていた作品です。
内容は作者が愛娘たんたんと過ごす日常を綴ったもの。初めての子育てにあたふたする様子が、とってもスリリングでとってもほっこり♥たんたんの味のある可愛さと、そんなたんたんに操られる作者をお楽しみ下さい。
友人の話では、おっぱいをあげる時に流血事件になったりするのは良くあることだとかで、「それマンガにかいてあったな～」と思い出す場面が多数あります(笑)
頑張れ!全国のお母さん!!

【作家】
　さくらももこ
【出版社】
　集英社

【ニックネーム：ふじさんレビュー】
大切な人に贈りたい作品ということで、今回は両親に贈りたい作品として「ちびまる子ちゃん」を選定しました。
テレビアニメが開始され、話題になっていた当時に母が単行本を買ってきたのですが、父も含めた家族全員ではまってしまい、その後は毎週家族全員でテレビアニメを見ることが日課になっていました。
今回、デジタル配信開始に伴い、久しぶりに読むことができたのですが、本作のように、「笑い」や「ほのぼのとした暖かい気持ち」をもらうことができる作品はかなり少ないなと思います。
ふと、両親を思い出し、次に会う時にプレゼントしようかなと考えている次第です。
大人の皆様、ぜひ本作を読んで、懐かしいあのころへタイムスリップしてください!

【作家】
　堀田敦子
【出版社】
　小学館

【ニックネーム：りひとさんレビュー】
この本はちょっと不思議で、切なくなる人間と犬との関係、奇跡を描いたとってもハートフルな漫画です。
ウチにもヨークシャーテリアが2匹います。
初めてうちの家族になってくれたヨークシャーテリアのマックは今天国にいます。
うちの子たちは今幸せなのかな?幸せにしてあげられているかな?
わんことの関係を考えさせられる、わんこを飼っている人に読んで貰いたい漫画です。